シネマ歌舞伎 野田版 研辰の討たれ
東劇での シネマ歌舞伎 「野田版 研辰の討たれ」を初日に観てきました。
9・11以降の野田秀樹の作品は素晴らしい。オイル・ロープ・THE BEE などで描かれる「報復劇」。仇討ち(=報復)を美談として受け入れてしまう世の中の構造。どこか他人事で、ただただ報復劇を望んでしまう民衆の描き方、そして浮かび上がる民衆の愚かさ・恐ろしさ にゾクっとしてしまう。
役者。普段の野田芝居は、客演タレントが声を枯らして演じる印象があるが、さすが歌舞伎役者、声も枯らさず、動きも機敏。 ものすごく重いテーマを内包するこの話を、ユーモアで包み届ける勘三郎の技量に、ただ唸らされるばかりでした。
また、 本作品は ハイビジョンで撮影されているため、遥かに画質がよく。なんだか、目が良くなったような錯覚を覚えます。
平成20年1月12日(土)~ 2月1日(金)の期間で上映中。
ほとんど現代口語体で演じられているので、予備知識がなくても理解できます。
歌舞伎入門の決定版としてもお勧めです。
※DVD版もあるようです。見逃した方は、こちらで鑑賞するのも手ですね。
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