五反田団「偉大なる生活の冒険」
2008/3/9 15:30 @ 駒場アゴラを観劇
元彼女の部屋からずるずるでない男のお話。
ニートなのに、優しい一面があったりして、責めきれない。憎めない。
死んじゃった妹の描写。ダメダメな男の’生’と、うっすらちらつく’死’の対比。
男がTVゲームでラスボスの魔王を木の棒でチクチク殺すくだりが、
本作品の主張→生きる=ゆるく死に続けるということに説得力を与える。
根拠はないけど、何とかなると思っている男の滑稽さ。
ダメを抱えつつもユルユル生きていこう。
虚構への飛躍が上手い劇団なので、TVゲームの世界に入っちゃう展開とか期待しつつ
そこへの飛躍はなく、現実的なまま。今回は、小説が原作ということなので、地に足ついたままなのかな。
うーん。すごく世相を反映しているのかもしれないけど。観劇時は、こーいう生き方を肯定しきれない自分がいました。
それは、話の最後で溜めた怒りをぶつける元彼女の心情に重なるのだが、怒りの果てに次へ進むアイデアもなく、
見たくない現実を、見せ付けられたような気もする。 少し、もやもやしてしまった。
現実への向き合いかたって、なんでしょうね?そんなことを考えながら劇場を後にしました。
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