リミニ・プロトコル『ムネモパーク』
2008/3/15 17:00 @にしすがも創造舎 を観劇
あまり事前知識がない状態で観たのですが、非常に満足。
舞台は、精巧な鉄道模型と、カメラ、それを写すスクリーンで構成。
役者は、5人中4人が素人(本物の鉄道模型マニア)
僕の力では言語化できない多くの要素を含むので、公式ページから引用。
虚構と現実、撮影者と被写体、映像と舞台、若者と老人、個人と国家・・・。異質で対称的なものは、優劣や単純な二項対立では描かれない。それらは複雑に絡み合い、目の前に広がる光景がフィクションかドキュメンタリーかさえ、わからなくなってしまう。 パフォーマンスが進むにつれて、様々な境界線が次第に伸縮をはじめ、やがて消失していく。そして立ち現れたボーダレスな世界が、日常の中で当たり前の様に存在するパワーバランスを崩し、社会の多面性や複雑さが浮かび上がる。
http://tif.anj.or.jp/mnemo/index.html
補足すると、素人と役者、過去と現在の対比なども舞台では描かれていました。
また、その二項対立の混ざり方が、舞台をライブカメラでスクリーンに写す演出(この手法は、近年の遊園地再生事業団でもみられた)、
ブルーバックで、映像の世界に入ってしまう演出などで巧みに表現。
そもそも、現実の縮尺を変えた「模型」をモチーフにすること自体が象徴的。
多くの要素をエンタメで包み、伝えたいメッセージを浮かび上がらせる表現は、やはり舞台芸術ならではと思いました。
ドイツ語・英語が混ざり、字幕付きでの上演でしたが、ノンバーバルな要素も多く楽しめました。
やっぱり来年こそはアヴィニョン演劇祭に行きたいなぁ。
上演後は、舞台にあがることができ模型を間近で観察することができました。
以下、その写真。
舞台に上がる観客
精巧な模型
象徴的な「肉の山」と「鶏」
舞台裏のカンペ、鉄道模型コントローラ、カメラ
Tags: リミニ・プロトコル, 遊園地再生事業団, 観劇, 海外演劇
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November 24th, 2009 at 12:22 am
[…] 他にも、「ポストドラマ演劇」では、リミニ・プロトコルという集団が有名で、鉄道模型ファンを舞台に上げた『ムネモパーク』、マルクスの資本論を、本物の投資家や学者を舞台に上げた『資本論』などが日本で上演されています。(詳細は、リンク先をどうぞ。『ムネモパーク』『資本論』) […]