維新派『呼吸機械』
2008/10/4 に観劇@滋賀
僕自身は、2003年から維新派を観ていますが、2004年のキートン@大阪南港以来、4年ぶり2回目の野外公演。
4年前も、海を借景にして素晴らしい舞台だったのだが、今回は琵琶湖にて。
舞台美術
琵琶湖の湖畔にせり出した水上舞台。床は湖に向けて傾斜している。
湖畔に照明が当たると、どこまでがステージかわからない幽玄な溶け込み方。
役者は、湖の上に浮いているかのよう。
維新派の魅力である大道具もバシバシ登場。
お話
物語りの舞台は第二次世界大戦中の東欧。戦災孤児の少年カイ、アベル、イサク、そして少女オルガの4人は戦火の中をあてどなく彷徨います。
地雷を怖れ、野草を食み、時には盗みを働きながらひたすら彼らは歩き続けます。そして彼らの前に現れるは旅芸人の一座…。
感想
アンビエントな音楽に、変拍子のステップ。大阪弁のジャンジャンオペラ。
レストランのシーンの賑やかな演出。戦争から労働・格差の話まで。
最後の演出として、舞台全てが水に沈み、役者全員の力強い足踏みが際立つという構成。
役者が立てる水しぶきが、琵琶湖の闇と舞台照明が重なって、とても美しい。
<彼>と旅するシリーズの第2作目。1作目の<彼>は、ただの巨人で不安を与えるような印象を受けたが、
本作では、<彼>が安らぎをもたらす存在のように感じた。
ラスト、ガリバーよろしくはりつけられ流されてしまった<彼>に悲しさを感じ、次回、3作目がとても気になるのでした。
おまけ
屋台村
Tags: 維新派
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