青年団「冒険王」
2008/11/22 @駒場アゴラ を観劇
戯曲も多く読んでいるし、NHKでの舞台中継は見ているけど、意外に初・生観劇。
舞台美術
イスタンブールのドミトリー。上手・下手の壁面に2段ベット。部屋の真ん中に丸テーブル。
テーブルの上には平凡パンチやら、お茶用の角砂糖など。客席との堺に、流木と白い砂。
お話
1980年のイスタンブールを舞台に、東にも西にも進めない日本人たちの生態を描写。
おのおのがイスタンブールに入国する前のエピソードを語り。旅立って3ヶ月の新米バックパッカー大学生が持ってきた、’最新’のウォークマンで盛り上がり。元旅行仲間が婚前旅行で婚約者をつれて宿に来て、「俺もそろそろけじめを」と語ったり。
夫を追いかけてくる人が来たり。
宿から旅立つ人。宿に残る人。だらだら生活している人。青年団特有の同時多発の自然な会話で。
感想
携帯電話もインターネットもなかった時代。
日本を飛び出すことって、今より大変だったのか?それとも楽だったのかなぁ?
僕にとって、バックパッカーって度胸があって強い人のイメージなんだけど、それは日本にとどまった側からの視点。
劇中で描かれるのは、だらだらゆるゆる日本と自分に距離をとっている日本人。
きっとそれも、ある種の真実。別れに慣れている彼らも、いつかはけじめをつけねばならん。
そんな旅立ち・成長(の希望)をうっすら描いていて、でもそれを前面に出すわけでもなく絶妙な後味。
役者は、どれも達者でバックパッカーにしか見えない。劇団員とバックパッカーって本質として似ているのかなと。
Tags: 青年団
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