リミニ・プロトコル「カール・マルクス:資本論、第一巻」
Saturday, February 28th, 20092009/2/28 @にしすがも創造舎 を観劇
素人(でも、その道のプロ)を舞台に上げるドキュメンタリー的演劇。今回のテーマは資本論。
舞台美術
目算高さ4m×横12m巨大な本棚には赤い背表紙の「資本論」、その他、出演者の数人やスロットにタイプライター、テレビモニターなどが収まってちょっとごちゃごちゃ。
お話
役者ではなく、学者や革命を夢見た人など普通だけど、背景に資本論と強烈な関わりがある人々を舞台に上げ、その独白が資本論をつむぐという構成。出演者は、世代・国籍関わらず、さらに盲目の人もいたりして、ものすごい多様性。思想的に偏ることなくフラットな感じで。
感想
リーマンショック、100年に一度の金融危機。派遣村。資本主義を再考すべき時期にタイムリーな作品。
途中、文庫版の『資本論』が出演者(と会場係)によって観客全員に配られ、指定されたページをみるとマーカーでチェックされているという演出に、ドキッと。2009年の僕らに突きつけられている問題が、1864年の本に書かれている事実を知り視座が広がる体験。
メッセージを体験という形で伝えていく演劇の力を感じた作品でした。
リンク
NHK放映時のページ http://www.nhk.or.jp/art/archive/200907/02drama.html
