クリス・コンデック『デット・キャット・バウンス』
2009/11/23 19時~ @にしすがも創造舎 を観劇
フェスティバルトーキョー招聘、金融をテーマにしたポストドラマ演劇。
舞台美術
スクリーン2面、1つは株価表示用、1つは手元拡大用。下手に司会席。取引記録を掲載するボード。ロンドン時間を表示する時計。
購買オペレータと同時通訳の女優が座る長机には、PC、電話、小銭の入ったカゴ。
男性トレーダーの長机にも、PC設置。客席側隅に生演奏用の音響宅。
構成
厳密なセリフは決まっていなくて、それぞれの役割と、ざっくりした進行(手数料の支払は12回まで)が決まっているのみ。
司会1名。トレーダー2名。手数料管理役1名。購買オペレーター1名。同時通訳の日本人が2名。
観客206名のチケット代合計約65万を元手に、ロンドン市場に投資。
目標は、1%の利益獲得。儲けがでれば、観客にも還元しますよ。
手数料は、フェスティバルトーキョーがもちます。
購買は、インターネットでリアルタイムトレード。画面は、スクリーンに表示。
購入・売却の間に、株について話題・やりとりや、トレーダーの投資家条件インタビューや経済学者のインタビュー上映など。
購買の意思決定に、客席も挙手で参加。
投資先に、舞台上から国際電話。逆に怪しまれて慌てたり。
なんだかんだで、上演時間終了。無事、利益獲得。客席に小銭の詰まったかごをまわして1人7円のバック。
公演タイトルの「デットキャットバウンス」は、経済俗語。
株式でおこる「株価の急落の後、一時的に株が上昇している状態」を
「死んだ猫が高いところから落ちると、最底辺から一度跳ね返ってくる。」様に例え表現。
感想
普段虚構が描かれる演劇の舞台から、現実の市場に介入していくのはとても刺激的。
社会人として仕事している限りは、経済から逃げられないわけで、ある意味根源的に身近なテーマ、
サブプライムきっかけで、興味が湧いている世界経済について考えさせられることたくさん。
リアルに介入していくポストドラマ演劇、もっと観たいなぁ。
クリス・コンデック『デット・キャット・バウンス』公演案内.1
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