ロジェ・ベルナット『パブリック・ドメイン』

 
ロジェ・ベルナット『パブリック・ドメイン』表
 

ロジェ・ベルナット『パブリック・ドメイン』表

2010/11/21 15時~ @池袋西口公演 に参加。
ヘッドホンの指示に従って体験する実物大ボードゲーム演劇。

舞台美術

無線を受信するワイヤレスヘッドホンは、英語日本語の2ch。
公園の円形タイルを中心に、右・左の目印。噴水側にテニスの審判みたいなイスにスタッフ。
後ろの野外ステージには幕がかかってて、物語最後にまわりこむ。

構成

東京で生まれた人は右へ。それ以外は左へと、ウルトラクイズの予選状態。
答え方のパターンは、腕を組む、膝に手を置く、片足あげる、スタッフを指差す。など。
デモグラを取るようなマーケティングっぽい質問から、
SEXを拒むために酔ったふりをしたことがある?といった答えにくい質問も。
中盤から、この質問に当てはまる人は、スタッフより青いジャケットをもらって着てください。
なんて、衣装・小道具を渡される指示が増え、 その後、青いジャケットを着ている人はこれから看守役です。
と、役割をあたえられ 、脱走した囚人を看守が射殺する話を全員で演じていくことに。
最後、死んでしまった囚人を追って、野外ステージに回り込むと、
スクリーンにいままで全員が演じた内容のミニチュア写真が流れて終了。
エンドロールには、劇中に入力されたであろう本日の参加者の名前がエンドロールに。

感想

ヘッドホンをつけた100人くらいが、奇妙な行動をとっているのは、端から見ると興味を引くことだったと思う。
質問以外にもBGMが流れててそれが、緊張と緩和を演出して効果的。
ヘッドホンから「看守役の人は、ジャケットのチャックを下ろしてください。これから逃げ遅れた囚人女性をレイプします。」と、指示されたときは緊張。倫理的に抗いたいことだが、劇のフォーマットのため従わざるを得ない。妙な体験。
劇の強度に恐ろしくなりました。このフォーマットは、悪用されると危険。作家の度量を試されるものだなと思いました。
(ちなみに、レイプの表現として実際に指示されたのは、囚人役の女性をゆっくり触ること。と、演劇的でした。)

写真

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