新国立劇場「山の巨人たち 」
Saturday, October 25th, 20082008/10/25 @新国立劇場 を観劇
「作者を探がす六人の登場人物」 のルイジ・ピランデルロ未完の遺作をフランス演劇界の鬼才が演出。という煽りに期待して観劇。
舞台美術
舞台奥から客席へ、石造りのアーチ橋が伸びている。セットチェンジはせず、橋の上を、そのまま屋敷の中に見立てたり。
お話
世界から隔絶した山間に建つ一軒の別荘「ラ・スカローニャ」。この別荘の主は世界に絶望し隠遁生活をおくる魔術師コトローネだ。ある日この別荘におちぶれた旅の一座がやってきた。伯爵夫人と名乗る主演女優イルセは正気と狂気を行き来している。劇団員は別荘に一夜の宿を借りた。その晩、彼らは夢の中に引きずり込まれ、幻想的な体験をする。翌朝コトローネは、劇団員たちにある提案をもちかけた。「山の巨人と呼ばれる二家族の結婚式の余興に芝居をしてみてはいかが」と・・・・。
感想
ずーんと、突き放されるような不条理劇を期待していたのですが、
途中・歌や踊りが入ってしらけてしまい、現実と夢、人生と芸術、個人と社会、というような二項対立は読み取れずなんだか残念。
別役実の演劇を思い出しつつ、不条理劇は、不条理劇の作法があるんだなぁと。
