ロドリゴ・ガルシア『ヴァーサス』
Tuesday, November 23rd, 20102010/11/23 17時~ @にしすがも創造舎を観劇。
フェスティバルトーキョー2010秋 招聘。実験的演劇作品が多い作家の愛をテーマにした作品。
舞台美術
白い床の舞台中央に、本が開いた状態で敷き詰められてる。
舞台後方に上手から下手に向かって、ギターとアンプ、ドラムセット、デスク。
舞台奥の壁面一杯にスクリーン。客入れ中は、胎児のエコー動画。
構成
男性4人、女性4人が入れ替わり立ち代わり、様々なシーンをこなしていく。
男性2人の漫談や、パンクな曲の演奏、 本に小便かけたり、アイスクリームをドライヤーで溶かしたり、パスタに書かれた文字を読み上げたり、序盤はユーモアがあり笑いも起こっていたが、
中盤以降は、男性の役者の頭に本を何冊もガムテームで貼付けたり、羊役の女性への暴力、DV女性の独白、3人で取っ組み合って服を脱がしたり、ウサギを電子レンジに入れてチンしたり、スクリーンから口の悪いサルが罵ったりと、過激な表現に。脈絡なくシーンが続くが、共通しているのは、役者が「愛」への疑問やありかたを語ること。
中盤のDV女性の独白を、再度、男性が語って舞台は終了。
感想
序盤は、ジョークを交えて柔らかい雰囲気だったのだが、中盤から結構しんどい。
乾いた暴力というか、観客に直接的に向かってこない暴力 。つかず離れずな不思議な味わい。
作者の考えている「愛」は、何だか自分には届かず。
プロフィールに書いてあった、マクドナルド、ディズニー、大型家具店イケア等に象徴される資本主義グローバリズムを批判する『La historia de Ronald el payaso de Mc Donalds (マクドナルドのピエロ、ドナルド・マクドナルドのお話)』(2002年)や、『Esparcid mis cenizas en Eurodisney (ユーロディズニーで私の遺灰を散骨する) 』(2006年)、『Compre una pala en IKEA para cavar mu tumba (自分の墓穴を掘るための鍬をイケアで買ったよ)』(2002年)とかここら辺の作品がみたかったなぁ。
